WEBデザインの学習が進み、いざポートフォリオを作成する段階はワクワクするものですが、
実は初心者が陥りがちな「落とし穴」がいくつか存在します。
今回は、多くの人がやりがちな失敗とその具体的な改善策をご紹介します。
あなたの努力を正しく評価してもらい、採用や案件獲得に繋げるためのポートフォリオ作成に
お役立てください!
初心者が陥りがちな失敗例5選とその改善策
❌ 失敗1:作品を「並べるだけ」でプロセスが見えない
最も多くの初心者が犯す失敗です。
単に完成したデザインのスクリーンショットやサイトへのリンクだけを載せてしまうパターンです。
なぜ失敗か
企業やクライアントは、あなたのデザインスキルだけでなく、「なぜそのデザインにしたのか」という
論理的思考力、つまり課題解決能力を見ています。
完成品だけでは、あなたがプロジェクトでどのように貢献できるか(思考プロセスや貢献度)が一切伝わりません。
改善法:作品解説に「思考の5W1H」を盛り込む
作品ごとに、以下の点を必ず記述してみてください。
- What(何を):プロジェクトの概要、ターゲット、最終目的
- Why(なぜ):デザインで解決したかった本質的な課題
- How(どうやって):課題に対する具体的なアプローチ(例:配色、情報構造の変更、UXの改善)
- Result(結果):達成したかった目的(例:ユーザーの滞在時間向上、予約導線強化、ブランドイメージの向上)
❌ 失敗2:スクールの課題を「そのまま」載せている
スクールで配布されたテンプレートや、指導された通りの作品を、手を加えずにそのまま掲載することです。
なぜ失敗か
クライアントや企業側は、「基礎的なスキルがあること」は前提として見ています。
見たいのは、「自力でさらに工夫し、より良くできるか」という自律性と応用力です。
テンプレート通りの作品では、あなたの個性が埋もれ、「実務を任せられるか」という判断が難しくなります。
改善法:「+αの工夫」を明確にする
基礎課題を土台に、実務に近い形に進化させましょう。
- 課題の独自カスタマイズ:ターゲット層をより具体的に設定し直し、デザインやコンテンツを再構築する。
- 追加機能の実装:JavaScriptや、SEO/アクセシビリティに配慮したコーディングを試みる。
- プロセスを強調:「基礎課題を〇〇の意図で改良した」という能動的な取り組みを解説に加える。
❌ 失敗3:ポートフォリオサイト自体のデザインや動作が不安定
自身のポートフォリオサイトがデザイン的に古かったり、レスポンシブ対応(スマホ対応)がされていなかったり
することです。
なぜ失敗か
あなたのポートフォリオサイトは、あなた自身のデザイン力とコーディングスキルの「デモンストレーション」です。これが崩れていては、他の作品のクオリティが高くても説得力が失われ、「このデザイナーに仕事を任せても大丈夫かな?」と不安を与えてしまいます。
改善法:自己サイトこそ最高の作品に
- 最新のトレンドを取り入れる:シンプルで清潔感のあるデザインを心がける。あなたの得意なデザインのトーンを反映させる。
- 表示速度の最適化:画像は必ず圧縮し、サイトが重くならないように配慮する。
- 全デバイスでの確認:PC、スマートフォン、タブレットのすべてで、表示が崩れないか入念にチェックする。
ユーザビリティ(使いやすさ)も重要な評価ポイントです。
❌ 失敗4:スキルや自己紹介が「抽象的」で強みが不明確
「やる気があります」「コミュニケーション能力が高いです」「HTML/CSSが使えます」といった、
誰でも言える抽象的な言葉で終わってしまうことです。
なぜ失敗か
「やる気」は前提です。「HTML/CSSが使える」だけでは、どの程度のレベルかわかりません。クライアントや企業は、あなたの入社後/案件遂行後の具体的な貢献イメージを持ちたいと思っています。
改善法:数値と具体例で客観的に示す
- スキルは客観的に評価:「HTML/CSSは独力でレスポンシブサイトを制作できるレベル」「Figmaはプロトタイプ作成まで対応可能」など、具体的なスキルレベルを明記する。
- 経験を絡める:「前職でのチームマネジメント経験を活かし、クライアントやエンジニアとの連携を円滑に行うことが得意」など、WEBクリエイターとしての強みに変換して説明する。
- スキルマップの導入:レーダーチャートなどで、使用ツールや習熟度を視覚的に提示する。
❌ 失敗5:作品と提供価値が「応募先」に合わせていない
どの企業やクライアントに対しても、同じポートフォリオを提出していることです。
なぜ失敗か
あなたのポートフォリオが、応募先が求めるニーズと合致しているかは非常に重要です。例えば、ECサイト制作に強い企業に応募するのに、飲食店サイトの作品ばかり強調しても評価は上がりません。クライアント側も、自分の業界の理解度を見たいと思っています。
改善法:ニーズに合わせた「顔」を作る
- トップページの変更:応募先/クライアントの事業内容に近い作品や、求められるデザインのトーンの作品をトップに持ってくる。
- 自己紹介文の修正:応募先企業の理念や、獲得したい案件の業界に触れ、「なぜあなたが最適任か」という熱意と貢献意欲を具体的に加筆する。
- 特定の技術の強調:応募先が特定のCMS(WordPressなど)やフレームワークを使っているなら、関連する自分のスキルを強調する。
まとめ:ポートフォリオは「ビジネス」を伝えるツール
ポートフォリオは、単なる作品の羅列ではなく、あなたの「デザイン力という名のビジネス力」を証明し、
仕事につなげるための最重要ツールです。
これらの失敗を避け、あなたの思考と努力を最大限に伝えることで、望むキャリアや案件を獲得しましょう!


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