ポートフォリオは、あなたの「営業ツール」であり、「信頼の証明書」です。
ただ作品を並べるだけでなく、「この人に任せたい!」と思わせるポートフォリオには、
共通するいくつかの特徴があります。
この記事では、実際に案件や採用に繋がっているポートフォリオに見られる
具体的な構成要素や事例を解説します。
案件が舞い込むポートフォリオの事例紹介
1. 「なぜ」を語る:思考プロセスを明示する事例
採用担当者やクライアントが最も知りたいのは、あなたが問題をどう解決できるかです。
優れたポートフォリオは、完成品以上に制作の裏側にある「思考」を語ります。
💡 事例:課題解決のプロセスを時系列で追う
| 必須要素 | 良い事例(記述例) | 評価されるポイント |
| クライアントの課題 | 「既存サイトは離脱率が高く、ブランドイメージとデザインが合致していないという課題がありました。」 | 課題を明確に定義できている。 |
| 解決のための調査 | 「競合3社を分析し、ターゲットユーザー(30代女性)へのヒアリング結果を基に、手書き風フォントの採用を決定。」 | リサーチ力と客観性が証明される。 |
| ワイヤーフレームの公開 | 「初期段階のワイヤーフレームを公開し、デザイン決定に至るまでの導線設計の意図を解説。」 | 計画性と論理的思考力を示す。 |
| 制作後の効果検証(架空可) | 「もし公開されたら、A/Bテストでこのボタンの色を試したい、といった具体的な改善案も提示。」 | 未来志向と改善意欲をアピール。 |
🔑 成功の秘訣: 作品ページを単なるギャラリーではなく、「ケーススタディ(事例研究)」として構成しましょう。
2. 「誰に」を語る:ターゲットを絞ったブランディングの事例
ポートフォリオサイト自体のデザインや内容で、「あなたがどんな仕事を得意としているか」を
明確に打ち出すことが重要です。
💡 事例:強みと専門性をファーストビューで示す
| 要素 | 良い事例(記述例) | 評価されるポイント |
| キャッチコピー | 「Figmaを活用した、スタートアップ向け事業成長に直結するWEBデザイン」 | 依頼したい層(スタートアップ)と、提供できる価値(事業成長)が明確。 |
| トップページ作品 | 掲載作品の半分以上が、コーポレートサイトやLPなどビジネス系のデザインで統一されている。 | 専門分野を絞ることで、特定の案件が舞い込みやすくなる。 |
| 使用ツール | 「Figmaを使い倒すデザイナー。スピード感とチーム連携を重視します。」 | 採用側/クライアント側が使いたいツールとスキルが一致している。 |
🔑 成功の秘訣: 「何でもできます」は「何もできません」と同じです。「あなたが最も得意な分野」に特化してアピールしましょう。
3. 「どうやって」を語る:実務適応力を示す事例
実務やフリーランスの現場では、デザインだけでなく、コーディングの品質、納期の管理、
チームでの連携能力が問われます。
💡 事例:裏側の技術力をアピール
| 要素 | 良い事例(記述例) | 評価されるポイント |
| スキル一覧 | HTML/CSS:独力でレスポンシブ実装可能。JavaScript: jQuery/API連携の経験あり。Git: チーム開発経験あり。 | 具体的なスキルレベルと、共同作業への適応力が伝わる。 |
| コードの品質 | 制作サイトのGitHubリポジトリを公開し、「BEM記法を使用」「コメントを付与」などコードルールを明記。 | プロ意識とコードの保守性を高く評価される。 |
| 制作期間の明記 | 「デザイン期間:5日、コーディング期間:7日」など、制作期間を明記。 | スピード感や、納期管理能力が推測できる。フリーランスでは特に重要。 |
🔑 成功の秘訣: 「見た目」だけでなく、その裏側にある「品質管理」に関する意識もアピールしましょう。
4. 「どんな人か」を語る:人間性を伝える事例
特にフリーランスの場合、人柄や信頼感は案件獲得の決め手となります。
💡 事例:親近感と信頼感を両立させる自己紹介
| 要素 | 良い事例(記述例) | 評価されるポイント |
| 顔写真/アイコン | 明るく、プロフェッショナルな雰囲気の顔写真(イラストでもOK)を掲載。 | 依頼者が「どんな人か」想像でき、信頼感が向上する。 |
| 前職の経験 | 「前職の飲食店でのマネジメント経験から、相手の意図を汲み取るヒアリングと、スケジュール管理が得意です。」 | 異業種経験をデザイン業務にどう活かせるか、具体的に変換している。 |
| 価格帯の明記(フリーランス向け) | 「LP制作:〇〇万円〜、サイトリニューアル:要相談」など、目安の価格を記載。 | クライアントが予算を把握しやすく、無駄な問い合わせを減らせる。 |
🔑 成功の秘訣: 自己紹介文は、あなたの「価値観」や「仕事への向き合い方」を伝える最良の機会です。
まとめ:事例から学ぶ「選ばれる」ポートフォリオの3原則
案件が舞い込むポートフォリオは、以下の3つの原則を徹底しています。
- 論理的であること:完成品ではなく、課題解決のプロセスを詳細に解説する。
- 明確であること:自分の得意分野を絞り込み、客観的なスキルレベルを示す。
- プロフェッショナルであること:ポートフォリオサイト自体の品質が高く、実務適応力が伝わる。
これらの事例を参考に、あなた自身の強みを最大限に活かしたポートフォリオを作成し、
次のキャリアや案件獲得に繋げてください。応援しています!


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