SNS運用やSNS広告を行ううえで、
画像サイズの理解はデザイン以前の基礎知識です。
画像サイズを誤ると、
- 重要な部分が切れてしまう
- 画質が粗く見える
- 投稿や広告が不自然に見える
といった問題が起こりやすくなります。
この記事では、
WEBデザイン初学者・SNS運用を始めたばかりの方に向けて、
- SNSごとに最適な画像サイズ
- 投稿と広告で共通して使える考え方
- 画像が切れないための設計ポイント
を、実務目線で整理して解説します。
SNS画像サイズを知っておくべき理由
SNSはそれぞれ、
- 表示される場所
- 画面比率
- ユーザーの閲覧環境
が大きく異なります。
そのため「同じ画像をそのまま流用する」と、
プラットフォーム側で自動トリミングされ、意図しない見え方になることがあります。
SNS画像では、
サイズ(px)+ 縦横比(アスペクト比)
をセットで考えることが重要です。
Instagramの画像サイズ
Instagramは縦長・正方形を中心としたスマホファースト設計のSNSです。
■ プロフィール画像
- 推奨サイズ:320 × 320 px
- 表示形式:円形
※正方形で作成しても、表示時は円形に切り抜かれるため、
重要な要素は中央に配置しましょう。
■ フィード投稿
| 形式 | 推奨サイズ | 比率 |
|---|---|---|
| 正方形 | 1080 × 1080 | 1:1 |
| 縦長 | 1080 × 1350 | 4:5 |
| 横長 | 1080 × 566 | 1.91:1 |
現在は 4:5(縦長) が最も視認性が高く、
フィード上で画面占有率を確保しやすい形式です。
■ ストーリーズ・リール
- 推奨サイズ:1080 × 1920 px
- 比率:9:16
全画面表示されるため没入感は高いですが、
上下にUIが被ることを想定し、
重要情報は中央寄せが基本です。
Facebookの画像サイズ
Facebookは投稿形式が多く、
Instagramと近いサイズ感で使える場面も多いSNSです。
■ プロフィール画像
- 推奨サイズ:320 × 320 px
- 表示形式:円形
■ 投稿画像(フィード)
| 形式 | 推奨サイズ | 比率 |
|---|---|---|
| 正方形 | 1080 × 1080 | 1:1 |
| 縦長 | 1080 × 1350 | 4:5 |
| 横長 | 1080 × 566 | 1.91:1 |
Instagramと共通で使えるサイズが多いため、
同時運用を前提に設計すると効率的です。
■ ストーリーズ
- 推奨サイズ:1080 × 1920 px(9:16)
X(旧Twitter)の画像サイズ
Xはテキスト主体のSNSですが、
画像の比率によってタイムラインでの見え方が大きく変わります。
■ ヘッダー画像
- 推奨サイズ:1500 × 500 px
プロフィールアイコンと重なる部分があるため、
重要な要素は中央付近に配置しましょう。
■ 投稿画像
| 形式 | 推奨サイズ | 比率 |
|---|---|---|
| 横長 | 1200 × 675 | 16:9 |
| 正方形 | 1200 × 1200 | 1:1 |
| 縦長 | 1200 × 1350 | 約4:5 |
縦長すぎるとトリミングされるため、
4:5程度までに収めるのが安全です。
TikTokの画像サイズ
TikTokは完全に縦長前提のSNSです。
- 推奨サイズ:1080 × 1920 px
- 比率:9:16
静止画投稿、動画サムネイル、広告すべてにおいて
この比率を基準に考えると問題ありません。
LINEの画像サイズ(タイムライン・投稿・リッチメニュー)
■ タイムライン・投稿画像サイズ
LINEの投稿画像は柔軟ですが、
横幅1080px基準で作ると安定します。
- 正方形:1080 × 1080
- 縦長:1080 × 1350
- 横長:1080 × 566
ブランド公式アカウント運用では、
読みやすさ・文字サイズを優先した設計が重要です。
■ リッチメニュー画像サイズ
LINE公式アカウントを運用するうえで、リッチメニューは非常に重要な導線パーツです。
投稿画像とはサイズや考え方が異なるため、別枠で理解しておきましょう。
リッチメニューの基本サイズ
■ 大サイズ(最も一般的)
- 2500 × 1686 px
- アスペクト比:約 3:2
- 推奨用途:
- 問い合わせ
- サービス一覧
- クーポン
- 予約導線
現在もっとも使われている標準的なサイズです。
■ 小サイズ(コンパクト表示)
- 2500 × 843 px
- アスペクト比:約 3:1
- 推奨用途:
- 最低限の導線表示
- 画面を圧迫したくない場合
分割レイアウトの考え方
リッチメニューは、
1枚の画像を複数エリアに分割して使用します。
よく使われる例:
- 2分割(左右)
- 3分割(横並び)
- 4分割(2×2)
- 6分割(3×2)
このとき重要なのは、
- タップ領域が小さくなりすぎないこと
- 文字を詰め込みすぎないこと
です。
「押しやすさ」「一目で分かること」 を最優先に設計しましょう。
リッチメニュー制作時の注意点
✔ 文字は大きめ・シンプルに
スマホ操作が前提のため、細かい文字は読まれません。
✔ 重要導線は下段・中央寄りに配置
親指でタップしやすい位置が反応率を左右します。
✔ 投稿用画像と同じ感覚で作らない
リッチメニューは
「装飾」ではなく「ナビゲーション」です。
LINE画像サイズまとめ(整理)
- 投稿画像
→ 1080 × 1080 / 1080 × 1350 / 1080 × 566 - ストーリーズ相当(縦長)
→ 1080 × 1920 - リッチメニュー
→ 2500 × 1686(基本)/2500 × 843(小)
SNS画像サイズ設計で意識したい共通ポイント
✔ 縦横比を最優先で考える
サイズ違いよりも、
「正方形/縦長/横長」の違いが表示結果に大きく影響します。
✔ 重要情報は中央にまとめる
トリミングやUI被りを想定し、
端に重要な文字やロゴを置かない設計が基本です。
✔ 1サイズ流用は避ける
可能であれば、
- 正方形(1:1)
- 縦長(4:5)
- フル縦(9:16)
の 3パターン を用意すると、
ほとんどのSNSに対応できます。
まとめ:SNS画像サイズの考え方
SNS画像は、
- 「きれいに作る」より
- 「どう表示されるかを想定する」
ことが重要です。
押さえておきたい基本整理
- フィード投稿:1:1 または 4:5
- ストーリーズ・リール・TikTok:9:16
- Xヘッダー・Facebookカバー:専用比率で作成
この考え方をベースに画像を作れるようになると、
SNS運用・SNS広告のどちらにも対応できるデザイン力が身につきます。
