広告バナーは、ホームページ内の装飾用バナーとは役割が異なり、広告枠に配信されてクリック・誘導を最大化するための画像(またはクリエイティブ)です。
媒体ごとに推奨サイズが異なり、サイズを守ることで配信の可否・視認性・CTR(クリック率)にも影響します。
本記事では、広告バナーにおける2025年最新の代表的なサイズ一覧 をわかりやすく整理しました。
※Google 広告・Meta広告・Yahoo!広告・主要DSP・SNS広告などで利用されるサイズを中心に解説します。
📌 1|広告バナーとは?
広告バナーは、Web上の広告スペースに掲載される広告用の画像クリエイティブです。
一般的に次の2種類があります:
✔ 静止画バナー
→ 画像のみで構成される広告(最も一般的)
✔ レスポンシブ広告用アセット
→ システムが自動的にサイズ変換して複数面に表示される広告(Googleのレスポンシブ広告など)
広告バナーはサイズを指定通りに作成しないと、配信できなかったり表示が不適切になったりすることがあるため、媒体ごとのルールを把握することが重要です。
📌 2|広告バナーのサイズ早見表(PC/スマホ共通)
以下は代表的な広告バナーサイズです。
これらは業界の標準として多くの広告ネットワークでサポートされています。
| サイズ(px) | 名称 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 728×90 | Leaderboard | PC 上部広告 |
| 300×250 | Medium Rectangle | ディスプレイ広告の定番 |
| 336×280 | Large Rectangle | より訴求力のある中型広告 |
| 300×600 | Half Page | 高い視認性(縦長広告) |
| 160×600 | Wide Skyscraper | サイドバー系広告 |
| 468×60 | Full Banner | 古典的横長バナー |
| 320×50 | Mobile Banner | モバイル用小型広告 |
| 320×100 | Large Mobile Banner | モバイル大型広告 |
| 970×250 | Billboard | PC 大型広告枠 |
これらのサイズは 広告配信ネットワークでよくサポートされている標準サイズ です。
📌 3|Google 広告(GDN)の推奨サイズ
Google のディスプレイ広告(GDN)は、広告効果を上げるため複数サイズの入稿が推奨されています。
✔ 静止画広告バナー
| 推奨サイズ | 備考 |
|---|---|
| 1200×628 | 横長(1.91:1) |
| 1200×1200 | 正方形 |
| 900×1600 | 縦長(スマホ優先) |
画像広告はプラットフォームにより推奨サイズが異なりますが、レスポンシブ広告にも対応しています。
Meta広告(Facebook・Instagram)のバナーサイズ一覧
Meta広告とは、Meta が提供する
Facebook、Instagram 上に配信される広告のことです。
GoogleやYahoo!のディスプレイ広告と異なり、
Meta広告は 「フィード」「ストーリーズ」「リール」など表示面ごとに最適な縦横比(アスペクト比)」 が強く意識されています。
そのため、
「ピクセルサイズ」+「縦横比」をセットで理解することが重要です。
Meta広告で基本となる考え方
Meta広告では、以下の考え方が基本です。
- 正方形・縦長が主流(スマホファースト)
- 同じ画像でも表示場所によってトリミングされる
- 1サイズだけでなく、複数比率を用意するのが理想
WEBデザイン初学者の方は、
「Meta広告=SNS上で“自然に見える広告”」
というイメージを持つと理解しやすくなります。
Meta広告|推奨バナーサイズ一覧(2025年時点)
■ 正方形(1:1)|最も汎用性が高い
推奨サイズ
- 1080 × 1080 px
主な表示場所
- Facebookフィード
- Instagramフィード
- 発見タブ
特徴
- 最も使用頻度が高い
- フィード内で安定して表示される
- 初心者はまずこのサイズからでOK
■ 縦長(4:5)|フィードでの視認性が高い
推奨サイズ
- 1080 × 1350 px
主な表示場所
- Instagramフィード
- Facebookフィード
特徴
- 画面占有率が高く、目に留まりやすい
- スマホ閲覧が前提の広告に強い
- 最近は1:1よりこちらが好まれるケースも多い
■ フル縦長(9:16)|ストーリーズ・リール用
推奨サイズ
- 1080 × 1920 px
主な表示場所
- Instagramストーリーズ
- Instagramリール
- Facebookストーリーズ
特徴
- 画面いっぱいに表示される
- 没入感が高い
- テキストや要素は中央寄せが必須(上下が切れる可能性あり)
■ 横長(1.91:1)|一部配信面向け
推奨サイズ
- 1200 × 628 px
主な表示場所
- Facebookフィード(一部)
- 外部リンク付き広告
特徴
- Google広告と共通で使われることもある
- Meta広告では優先度はやや低め
Meta広告サイズ早見表
| 縦横比 | サイズ(px) | 主な用途 |
|---|---|---|
| 1:1 | 1080×1080 | フィード全般 |
| 4:5 | 1080×1350 | フィード(高視認性) |
| 9:16 | 1080×1920 | ストーリーズ・リール |
| 1.91:1 | 1200×628 | 横長広告 |
WEBデザイン初学者が押さえるべきMeta広告の注意点
✔ 文字やロゴは中央に配置する
特に 9:16(ストーリーズ) では、
上下がUIで隠れる可能性があるため、重要情報は中央寄せが基本です。
✔ 画像1枚=複数表示を想定する
Meta広告は自動最適化により、
- フィード
- ストーリーズ
- リール
などに表示されるため、
1サイズだけで作ると意図しないトリミングが起きることがあります。
✔ 「SNSっぽさ」を意識する
Meta広告では、
- 作り込みすぎたデザイン
- 広告感の強いビジュアル
よりも、
投稿に馴染む自然なデザイン の方が成果が出やすい傾向があります。
Google広告・Yahoo!広告との違い(簡単比較)
| 項目 | Google / Yahoo! | Meta広告 |
|---|---|---|
| 主軸 | バナーサイズ | 縦横比 |
| 形状 | 横長・正方形・縦長 | 正方形・縦長 |
| デバイス | PC+スマホ | ほぼスマホ |
| 表示場所 | Webサイト | SNSフィード・ストーリーズ |
この違いを理解しておくと、
「広告用デザインができるWEBデザイナー」 として一段レベルアップできます。
Meta広告は「縦横比」で考える
Meta広告では、
- 1:1(正方形)
- 4:5(縦長)
- 9:16(フル縦)
この3パターンを押さえておくことが最重要です。
広告バナーと一口に言っても、
媒体によって 考え方・サイズ設計がまったく違う という点を理解できると、
広告運用者やクライアントとの会話もスムーズになります。
📌 4|Yahoo!広告(YDA)でよく使われるサイズ
Yahoo! 広告も GDN と同様のディスプレイ広告枠で活用可能なサイズが多く、特に以下のサイズが推奨またはサポートされています。
- 300×250
- 728×90
- 320×50
- 600×500
複数のサイズを作成することで、配信面・クリック率の両方を高めることができます。
📌 5|代表的な広告バナーサイズと特徴
1) 300×250(ミディアムレクタングル)
- どこに使われる?
記事中・サイドバー・広告ネットワーク全般 - 特徴
PC/スマホ両対応で汎用性No.1 - ポイント
バナー広告の“基本サイズ”として扱われます。
2) 728×90(リーダーボード)
- どこに使われる?
ページの上部やヘッダー付近 - 特徴
視認性が高く、情報量も十分 - ポイント
PC主体の広告で強いパフォーマンス。
3) 320×50 / 320×100(モバイルバナー)
- どこに使われる?
スマホのスクロール途中・フィード内 - 特徴
スマホ向け最適サイズ - ポイント
100px 幅は視認性アップで成果向上にも寄与。
4) 300×600(ハーフページ)
- どこに使われる?
サイド広告・大きめのディスプレイ枠 - 特徴
縦長で視線を引きやすい - ポイント
情報量が多く、ブランド訴求にも向く。
5) 970×250(ビルボード)
- どこに使われる?
ページ最上部の大型広告枠 - 特徴
インパクト重視の大サイズ - ポイント
デザイン負荷は高いが視認性抜群。
📌 6|広告バナーサイズの選び方のコツ
✅ 目的で選ぶ
- クリック誘導重視 → 300×250 / 320×50
- ブランド露出重視 → 728×90 / 970×250
- 詳細情報提示 → 300×600
目的に合わせて複数サイズを用意すると、広告ネットワーク全体での配信機会が増えます。
📌 7|レスポンシブ広告の活用
Google や Yahoo! などでは レスポンシブ広告 が標準化されつつあります。
これは複数サイズの画像素材(横長・正方形・縦長)を登録することで、システムが自動的に最適なサイズに変換して配信する形式です。
代表的なアスペクト比としては
- 横長:1.91:1(1200×628 推奨)
- 正方形:1:1(1200×1200 推奨)
- 縦長:4:5 / 9:16(スマホ優先)
といった比率があります。
複数比率を揃えることで、配信先の幅が広がり、機会損失を防ぎつつ最適化された広告配信が可能になります。
📌 8|まとめ:広告バナーサイズのポイント
広告バナーのサイズ設計は、
「とりあえず1サイズ作ればOK」というものではありません。
どの広告媒体に配信するのか によって、
考えるべきポイントが大きく変わります。
✔ Google広告・Yahoo!広告で意識すべきポイント
Google広告やYahoo!広告(ディスプレイ広告)では、
- バナーサイズそのものが重要
- 広告枠ごとに対応サイズが決まっている
- サイズが合わないと配信されないこともある
という特徴があります。
そのため、まずは以下の 業界標準サイズ を押さえておくことが大切です。
- 300×250(ミディアムレクタングル)
- 728×90(リーダーボード)
- 320×50 / 320×100(モバイル)
- 300×600(ハーフページ)
- 970×250(ビルボード)
これらを用意することで、
配信できる広告枠が増え、機会損失を防ぐことができます。
✔ Meta広告(Facebook・Instagram)で意識すべきポイント
一方、Meta広告では
「サイズ(px)」よりも 縦横比(アスペクト比) が重要です。
Meta広告は、
- フィード
- ストーリーズ
- リール
など、表示場所ごとに最適な比率が異なり、
システム側で自動的にトリミングされるケースも多くあります。
そのため、次の3パターンを意識して用意するのが基本です。
- 1:1(正方形)|1080×1080
- 4:5(縦長)|1080×1350
- 9:16(フル縦)|1080×1920
この3種類を揃えておくことで、
フィード・ストーリーズ・リールまで幅広く対応 できます。
✔ 広告バナーサイズ設計で共通して大切なこと
媒体が違っても、共通して重要なのは次の3点です。
- 配信先(媒体・表示場所)を最初に決める
- その媒体で“よく使われているサイズ・比率”に合わせる
- 1サイズだけで済ませず、複数パターンを想定する
この考え方ができると、
「バナーを作れる人」から
「広告運用を理解してデザインできる人」 へとステップアップできます。
✔ WEBデザイン初学者がまず押さえるべき結論
広告バナーサイズにおいて、まず覚えておきたいのは次の整理です。
- Google / Yahoo!広告
→「どのピクセルサイズが必要か」を重視する - Meta広告
→「どの縦横比が必要か」を重視する
この違いを理解しているだけでも、
広告バナーに対する理解度は大きく変わります。
✔ 最後に
広告バナーは、
見た目を整えるだけでなく、
配信される場所・ユーザーの閲覧環境・媒体の特性 を考えて設計することが重要です。
サイズや比率を正しく理解し、
「なぜこのサイズなのか」を説明できるようになることが、
広告対応ができるWEBデザイナーへの第一歩になります。
